小学生で不登校〜どこまで許す?〜

小学2年生の終わりから不登校になった、彼。そんな彼がどうして不登校になったのか、そこから始まる引きこもり。親はどうして接していくのか。どこまで許すのか。この幼い彼の今とどう向き合うのか。正解のない、答えのない、手探りな日々の葛藤を描いていきます。

不登校小3男子、学校や人への恐怖…

が、どんどんと強くなり


態度にも出るようになっていました。


学校に行かなくなってから、


やっと態度に出せるようになった…


そんな様子でした。


何が嫌だったか  などを彼なりに


教えてくれるようになりました。


そんな中、まずは、学校へ私たちの思いを


伝えに行きました。


彼のしんどさも伝えたいし、


理解した上での対応を


できる限りお願いしたいこと。


担任の先生は、それまでの


私たちからの相談については


だいたい、「無理です。」が、


答えでした。


しかし、不登校になってから


やっと、上の先生たちや


子育て相談(区役所の)に


相談に行った時の、


スクールソーシャルワーカー


みたいな人や、


教育委員会へ連絡したり、


いろんな方に間に入ってもらうことで、


学校側も、ある程度の枠を外して、


やらないといけないと、


ほとんどの先生が考え直してくれました。


学校に行かなくなってから、


用事があって学校に一緒に行く時の


彼は、学校恐怖症のように


なっていました。


私たち以外の人間には、


目を見て話すことすらできなく


なっていました。


大人も子供もでした。


かなり、きつかったんだなと、


改めて実感しました。


1人で愛犬と留守番も出来てたのに、


全くできなくなり、


買い物いって、1人で車で待つことも


出来なくなりました。


1人でいられなくなりました。


1人でどこにも行けなくなりました。


学校には、特に行けません。


それまで担任だった先生も、


今年、担任になった先生にも


目を合わせて話せない。


話しかけられても逃げる。


そんな状態でいたので、


まずは心の休憩が必要で、


自分のしたいこと、


とことんさせて、心の回復を


待つことにしました。


そして、2ヶ月も経つと、毎日を


YouTubeとゲームで過ごせて、


彼はとっても元気そうに、


イキイキ、キラキラし始めました。


そうなると、同時に、私たちは


どんどん不安になり、


焦る日々。


本当にこのままでいいのか。


学校を辞めても、少しはやっていた


勉強もイヤイヤになり、


やってても意味があるのか分からなくなり、


親子で険悪なムードになるくらいなら、


いっそやめてしまおう!


と、家の中からも勉強はなくなりました。


塾的なところにも、行かせてみたけど、


先生によっては、根性論?今の時代に?


みたいな態度でこられると、


彼はみるみる、不良男子に…


机やドアをバン!みたいな雰囲気で、


すごく見てて分かりやすいのです。


あぁ、強制されることや、


強制的な態度をとってくる人には、


とことん自分を貫くんだろうなぁ。と。


そんな先生に当たってしまったあとは、


私も一緒に愚痴って帰りました。


そしたら、彼は、すぐに


ニコニコして、落ち着いて、


いつもの穏やかな彼に戻りました。


とはいえ、


はたから見れば、きっと私たちが


許していることは、ただのワガママ


に見えるようなことなんだろうな…


とか、考え悩むようになっていきました。


常に楽しそうに、忙しそうに、


ゲームやYouTubeに夢中な彼でいていいのは


いつまでなんだろう…?



そこから、パパが、


「これから自分のやり方で、一度、

学校に連れて行くことをしてみたい。」


と、言い出しました。


私は、驚きながらも、怖さもありました。


また、同じことの繰り返しを


また、あの辛さを繰り返してしまったら


と、思うと、心から賛成できません。


でも、パパの決意は固く、


無理やりはしないことが、


大前提だったので、私も


「この子は、私だけの子ではない。」


と、自分に言い聞かせ、


パパの指示に従ってみることに。


自分自身も何もせずに過ごすことに


焦りと不安と恐怖が込み上げ、


押しつぶされそうな日々だったこともあり


少し任せたい。という気持ちも


あったのです。


そこから、わずかな挑戦が始まり、


あっけなく、その挑戦は、


終わりを迎えました。


その挑戦を、次に書き綴りたいと思います。